こんにちは。
moyi storeの森です。
前回の更新から約2ヶ月、
季節は冬から春へ、
進学も新生活も特に何かあるわけではありませんが、
気分が上がる季節ですね。
なにかの小説でその物語の主人公は
自殺を考えて放浪していたが、
暖かい気候の国に移動してみると
そんな気持ちは一掃された、といった
お話を読んだことがありますが、
体感的に納得なストーリーです。
前向きになれる、上を向ける季節というか。
新しいことを始めたりチャレンジするのにも
良い季節、タイミングですよね。
ぜひ器も新しいものへ笑
今回ご紹介するのは久々の、そして最後の
入荷になるかもしれない十場天伸さんです。
というのも十場さん、今年からは一旦
器づくりをストップされます。そして、
今後はより大きな作品に挑まれるとのこと。
前々からも作ってらっしゃいましたが、
大きな球体や50センチ以上の高さのある壺などです。
おそらく今後はもっと大きいものが見れるはずです。
そのために生活雑器である器はお休みし、
今一度、土と炎と窯に向き合うようです。
昨年からその計画は始まっていて、
それ用の窯と工房も出来上がりつつありました。
画像では分かりづらいかもしれませんが、
普通よりかなり大きいサイズの薪窯です。
この隣にはとても大きい工房も併設。
もう少しで完成するところでしたが、
こういう現場を目の当たりにすると
わくわくどきどき、気分は高揚しますね。
とは言うものの今後十場さんの器が
お店で展開できなくなることはやはりショック。
今後の作品も仕入れてもらっていいですよ、と
言ってもらってますが、そこまでの大物を扱える
自信はまだ当店にはなく、、、
そういったこともあって今回は通常より多めに
買い付けてきました。
十場さんのところではもはや当たり前の
サイズな尺鉢
漆を塗布し拭き取り再度焼き付ける
胎陶漆器の漆スリップシリーズ
いつも動きの早い人気の楕円型
個人的好物の陶板(タイル)は当店初お目見え
焼締のすり鉢、
道具としてのすり鉢を普段使いに
ソーダ釉の青シリーズの酒器
ピッチャーはたくさんあったので、
焼きの表情で厳選して
黒のシリーズ
左は花器、上はピッチャー、
手前は徳利(あるいは一輪刺し)
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さらっと紹介しましたが、
尺鉢については個展以上の枚数を
展開しています。
やはりスリップウェアは大きければ大きいほど
かっこよさと迫力が増します。
ぜひじっくりとご覧ください。
もしかしたらあと一度くらい入荷の
可能性があるかもしれませんが、
十場さんの器を手にできる残り少ない機会。
お見逃しなく、です。
追記
6月中旬に再度買い付けに行けました。
おもしろい内容になっています。
どうぞご覧ください。
十場天伸
森