こんにちは。
moyi storeの森です。
10月の最終週にようやく熊本へ
買い付けに行くことができました。
ようやくというのは前回訪れてから
実に1年ぶりだから。
今年の3月に熊本行きを計画するも
コロナが騒がれだして断念。
7月に再度予定してみるも第2波で断念。
来店客数激減で売上面でも影響をうけていますが、
(もちろん悪いほうの)
在庫面でも仕入れの困難という悪影響をうけてます。
9月以降、ウィズコロナの良い状況が作られて
きているように思うので、なんとかこのまま
安定してくれることを願うばかり。
それにしてもここ大阪から地方への移動は、
まだまだ気を遣うもの。
まゆみ窯の真弓さん曰く、
お住まいの熊本県和水町に至っては、
未だにコロナ感染者数ゼロとのこと。
持ち込んだらどえらいことです。
少し前ではありますがPCR検査を受け、
コンディションを万全に整え出発です。
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前回は新幹線を使いましたが、
今回は時間優先で飛行機の旅。
国内線はLCCしか乗ったことがありませんでしたが、
今回はANAで。
たまたまなだけですがちょっと気分は高揚。
ただ、飛行機は時短という意味では最高ですけど、
気持ち的には妙にソワソワします。
乗り遅れないためにめちゃくちゃ早く
空港に着いておいたり、
手荷物検査に手間取ったり、
離陸と着陸時のドキドキ感だったり。
他の皆さんは平然としてはるんですけど、
あれポーカーフェイスを装っているだけと
睨んでいます。
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伊丹から熊本まで1時間20分ほど。
あっという間に到着です。
熊本の空もスコーンと抜けた秋の空。
幸先良し、です。
手配しておいたレンタカーで一路玉名市へ。
何はともあれ、昼飯です。
事前リサーチで調べておいた桃苑さんに。
こってり豚骨かと思いきや、
スープもごくごく入るスッキリさ。
さすがに全部は飲み干せませんでしたが。
玉名ラーメンはニンニクを店員さんに
入れてもらうスタイルなのですが、
大事な訪問を控えているため、
そこは丁重にお断りを。
ふもと窯の尚之さん曰く、
地元民は飲みの〆に食べる店とのこと。
納得の喉越しでした。
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車を一路北へ走らせます。
熊本の道は走りやすい。
到着です、小代焼ふもと窯。
工房の前に尚之さんの愛車が。
皆さんにご挨拶して工房を少し散策。
素焼き待ちの器たち。
いつ見ても迫力のある登り窯。
その後、尚之さんとお話。
と言ってもほとんど談笑レベル。
都市伝説的な内容を真面目に話されます。
ただその間も常に手は動いていて、
轆轤を回しながらどんどん器の形が
出来上がっていきます。
その時はおそらく8寸の深い鉢を作って
らっしゃいましたが、20点以上は
形成されていました。
僕はというと、お喋りに夢中で
その姿を撮ること完全に失念していました、、、
それから、器を買い付け。
今回はザ・定番な器は少なくて、
バリエーション豊かな面白い内容になってます。
ピッチャーや箸立てあたりがおすすめ。
一点のみですが蓋物もかっこいいのありました。
工房前のウインドウに飾られていた
右の掻き落としの大皿、
おそらく2尺くらいはあるサイズですが、
譲ってもらったらよかったか、、、
僕自身、尚之さんの掻き落としの器が
大好きなのですが、あまり作られないとのこと。
とてもストレスな仕事らしいです。
ストレスが溜まっているときに作ると伺いました。
ストレスにストレスをぶつけて解消する、と。
とても印象的な言葉でした。
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皆さんに挨拶をしてふもと窯を後に。
宿を取った山鹿に向かいます。
思いっきり道に迷いましたが笑
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2日目は、和水町に窯と居を構えるまゆみ窯へ。
前日のふもと窯、このまゆみ窯、次に訪れる瑞穂窯、
どの窯元も直売所を設けていますので、
一般の方も訪れて器をお買い求めできます。
今回も真弓夫妻が温かく迎えてくれます。
こちらでもお話に夢中になりすぎて、
お二人の画像はありません、、、
とても真面目に真摯に作陶に向き合う姿勢が
印象的な真弓夫妻です。
その価格設定からも使う側のことを考えている
ことが窺い知れます。
記録用の画像のため粗いですが、、、
いろいろと教えてもらいながら、
次の注文の参考に。
特に上の蓋物は楽しみです。
実用性とインテリア性を兼ね備えた、
僕好みの蓋物です。
お嬢さんが作られているクッキーを
お土産に頂いて次の目的地へ。
(帰宅後、我が娘が貪り食ってました)
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菊池川を望みながら車を走らせ、
玉名方面へ。
抜群のロケーションに、
良い感じに時を経ている建物。
ゲストハウス兼カフェの「HIKE」さんです。
小代焼や小鹿田焼も取り扱ってらっしゃいます。
この日はここでランチ。
熊本の郷土料理、だこ汁です。
インスタで拝見していて食べたかったんですよね。
美味しい!
素朴な味で野菜にもしっかり味が染みていて。
あと、画像の上に見えている牛乳豆腐。
これがスイーツかというくらい美味でした。
自家用にお箸も購入。
夜のバータイムもあるらしいので、
次回の出張では宿泊してここを起点にしても良いな。
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スタッフの方と楽しく談笑しすぎて
時間がおしてしまい急いで次の目的地へ。
小代瑞穂窯、福田るいさんのところです。
連絡はしてたものの返信がなく、
突撃訪問になりました。
不在だったらどうしようとちょっとドキドキ。
ちなみに、どの窯も直売所があると書きましたが、
るいさんのところはちょっと変わってまして。
入り口の門は閉ざされてます。
どこから入っていいのか、そもそも入っていいのか、
なかなか勇気がいる直売所です。
初めて訪れた際は15分くらい外で悩みました。
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るいさん、在宅されてました。
焼く前の器がそこらじゅうにごろごろと。
つまり、品薄状態でした、、、
夏は陶芸家兼ビヤガーデンの店主のため、
超多忙なるいさん。
これから焼きまくるところらしく、
タイミングが悪かったです。
それでもるいさんといろいろお話ししつつ、
厳選した内容で選んできてます。
お話し上手でユーモアたっぷりな方なので、
こちらでもついつい長居。
大牟田にある実家のビヤガーデン「博多屋」は、
コロナの状況下でも地元の人に支えられて
今年も盛況だったそうです。
外が真っ暗になる時間まで滞在してしまい、
ようやくるいさんとお別れ。
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この日の晩ご飯は再び玉名ラーメン。
「麺屋 いっぽう」さん。
豚骨ながらこってりしすぎず、
チャーハンも一緒に食べたのですが、
胃もたれせず、優しめな味。
店選び、大正解でした。
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3日目は予定が1つなくなってしまったので、
車で下道をゆっくり北上。
福岡空港からの飛行機で帰路の予定を
組んでいたからです。
そして三たびラーメン。
玉名ラーメンのルーツである久留米ラーメンで。
地元の古着屋さんで教えてもらったお店、
「らーめん 八」さん。
個人的に今回の出張で一番好み。
シンプルながら旨味が溢れてました。
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その後福岡市内をぶらぶらして、
帰路に着きました。
今回の買い付け分はすでにお店に並んでます。
オンラインショップへの掲載は、
もう少し時間がかかりそう。
楽しみにしていて下さい。
※ 「福田るい」入荷しました。
※ 「井上尚之」入荷しました。
moyi store
森