こんにちは。
moyi storeの森です。
のっけから私事で申し訳ありませんが、
先週妻と長女、そして生まれたばかりの赤ちゃんが
里帰りから帰ってきました。
赤ちゃんの1ヶ月検診も問題なく、
これから4人で新生活です。
長女の小春はまだ3歳にもなってないので、
まだまだ甘えたい、独占したいお年頃。
これからバタバタな毎日になりそうです。
二人目も女の子なので、僕がメルちゃん役の
ごっこ遊びから当分抜けれそうにないな。
今年の3月まで放送していたNHKの朝の連ドラ
「スカーレット」
どれくらいの方が観ていたでしょうか。
信楽焼において初の女性陶芸家の半生を
戸田恵梨香さんが演じて話題になりました。
かくいう僕はそもそも放映されていたことも
知らなかったので、観ていないのですが、、、
戸田恵梨香か、YouTubeで探そかな。
本日紹介する山田洋次さん、
その居と窯を信楽に構えてらっしゃいます。
大阪から高速を使って車で1時間ちょっと。
意外に近いです。
もし皆さんが信楽まで遊びに行くなら、
とりあえずタヌキの置物は拝見しといた上で、
MIHO MUSEUM
こちらがお勧めです。
圧巻、壮大、驚嘆、です。
僕は初めて行ったとき、
これ総工費なんぼかかってんねやろ、と
野暮なことを考えてしまいました。
閑話休題、
山田洋次さんの住まいは、
信楽といっても中心地から外れた
山間の集落にあります。
何回か訪れていますが、僕の運転技術だと
毎回たどり着くこと自体が一仕事なところ。
道幅が狭い上に急な坂道。
ハンドルを切り返しまくりです。
直近で薪窯を新設され、
新居も建立中と絶好調な様子。
個展も非常に多く開催されています。
僕が山田洋次さんを知ったのもハマったのも
スリップウェアからです。
いつどこでだかは全く覚えていないのですが、
そのプリミティブな佇まい、
跳ね踊っているかのようなスリップの紋様、
土から作られていることが直接的に感じる質感、
グーっと引き寄せられるものがありました。
そして、在籍していた会社を辞め、
お店の開店準備の仕入れで一番最初に
連絡を取ったのが山田洋次さんです。
今回で当店への入荷は4回目。
いつもと決定的に違うこと、
それは買い付けに行っていないということ。
本来であれば5月頃に伺おうと予定していたのですが、
コロナのせいで断念。
7月くらいに再びと思っていたところ、
コロナ第2波のせいで断念。
都市部から地方への移動は難しい、、
でもどうしてもお店に欲しい、、
ということで無理を言ってリモートでの
買い付けを行うことにさせてもらいました。
リモート、聞こえは良いですが、
在庫の画像を送ってもらって
それを必死に目を凝らして選択していく、
まあまあ昭和なやり方でした。
直接手にとって選ぶことはできませんでしたが、
送られてきた器は心がざわつくものばかり。
あれも良いこれも良いと、
我が家に持ち帰りたくなりました。
もちろんそうはせずに店頭に陳列。
ここで一部ご紹介です。
ここ最近で一番注力されている焼締のもの。
当店では今まで少量の入荷でしたが、
今回はたくさん分けてもらいました。
土や窯の変更でよりプリミティブな、
荒々しい器に仕上がっています。
これは男性受けしそうな、
と思っていたら女性の方にも好反応です。
無施釉の焼締といってもそんなにデリケートに
扱う必要はなく、いたって日常使いできる器です。
使ったら洗う、洗ったら乾かす、
くらいで大丈夫です。
むしろ使えば使うほどの経年変化が
楽しめるため、エイジング好きな方に
ぜひとも試してみて欲しい器です。
スリップウェアで用いられる化粧土を
打ち掛けた器。
オープン当初も買い付けたのですが、
すぐ完売した当店人気シリーズです。
無作為に、でもバランスなど計算された
作家のセンスが溢れている器です。
7寸、8寸、9寸鉢があります。
こちらも山田洋次さん定番の仕事、
耐熱の黄釉のシリーズ。
今回はマグカップ類を。
やはりプリミティブな雰囲気に惹かれます。
クールな佇まいでありつつ温もりもあり。
通常のマグカップよりもハンドル部分が小さめ
ですが、これが意外と持ちやすい。
前回前々回と動きが最速だった
モロッコカップも入荷しました。
今回入荷分、個人的お勧めな器。
灰釉の長角鉢。
白のスリップウェアのフリーハンドな模様。
器としても使用頻度が高そうな良いアイテム。
ただ、1点しかありません、、、
こちらの器で無地のものもあります。
それはそれで渋くて味わいがあって見れば見るほど
引き込まれる良さがあるのですが、
絵的に今回はこちらを。
その他、定番の黄釉のスリップウェアもたくさん
買い付けました。
1点ものが多いため即断お願いします笑
山田洋次 新規入荷分
moyi store
森